給食が大問題に…
学校等で広く提供されている給食。中には「とても美味しかった」と、素敵な思い出を持っている人もいるでしょう。しかし「給食は不味かった」と、嫌な思い出を持つ人もいらっしゃるかと存じます。
「給食が不味い」というのは、データにも残ってしまっているほど。国のデータによると、小中学生の食べ残し率(残暑率)は6.9%に及ぶそうです。かつて関東にある中学校で、民間業者に委託して給食が提供されたことがありました。ところが大変不味く、不味さは全国に知られてしまうことになったのでした。
給食が不味いのは質が悪いから
給食が不味い理由は、色々と考えられます。まずは食材の質です。「美味しい」と噂になり毎日のように行列ができるレストランでは、食材に命を懸けているといってもいいほどの、こだわりを持っています。どんな味付けをしてでも、食材そのものの味に抵抗できないからです。
ところが、小学校で使われている食材の質は散々たるもの。1食につき数百円程度で作らなければ、いけなくなります。数百円に抑えるには、食材の質を落とさなければならなくなるのは仕方ないといえるでしょう。
食生活が大きく変わったから
食生活の変化も、給食が不味いと感じる理由です。スーパーやコンビニに行けば、質の高い弁当や総菜が全て揃っています。コンビニに至っては、有名レストランのコラボ商品もあるほど。しっかりとした味が付いており、パンチのある食感の商品も少なくありません。
スーパーやコンビニの商品に慣れてしまったら、給食が不味いと感じるのも仕方ないことと言えるでしょう。
美味しい給食を目指して
しかし行政側も、不味い給食を放置しているわけではございません。東京都では美味しい給食を実現するため、学校内に調理場を設けています。また栄養バランスの取れた食事の重要性について、しっかりと教育。子供達が好きなメニューだけを特別に組み入れていないにも関わらず、全国から熱い注目を浴びています。
また関東で給食を提供している会社も美味しいと評判になっています。
美味しい給食は体だけでなく、心もハッピーになれる素敵なツール。学校を卒業して大人になれば、良い思い出としていつまでも記憶に残ることでしょう。