広島市は人口が多く、比例して高齢者の人口も多いのが特徴です。
そのため、中国地方にある他の市町村以上に介護に力を入れており、市独自の冊子を作っています。
ここでは、広島市の出している介護保険の冊子の内容について解説します。
毎年発行される広島市の介護保険の冊子
介護保険は毎年ルールが変更になります。
広島市ではそれに合わせて20XX年4月版というように毎年更新しているのが特徴です。
さらに電子版も配布しており、個々の音声読み上げや拡大表示だけでなく外国人にも対応しています。
例えば、外国語として英語、中国語(中国で使われている簡体字や台湾で使われている繁体字)、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、インドネシア語、さらにはベトナム語でも読むことができます。
ここまで多くの言語に対応している介護関連の冊子は、広島市以外では、あまり目にすることはないでしょう。
広島市の介護保険冊子の内容とは?
広島市で配布している介護保険冊子は「介護保険制度のご案内」と呼ばれるタイトルで発行されています。
内容は、次のような流れで紹介されているのが特徴です。
1・介護保険のしくみ
2・要介護認定申請からサービス利用までの流れ
3・サービスの種類
4・サービスの利用料
5・利用者負担の軽減制度
6・届け出が必要なケース
7・保険料について
8・地域包括支援センターについて
数十ページにわたってしっかりと記載されており、難しい内容のように思えますが、極力分かりやすいように書かれているのが特徴です。
介護を勉強している方も、介護保険の仕組みを知るための教材として役立つでしょう。
また、届け出が必要なケースについて書かれたページでは、何日までに届け出が必要かを分かりやすく書いてあるだけではありません。
介護保険被保険者証がなくなったり汚れたりといった場合や事故にあった場合といったトラブルに関しても、どう対応すればいいか書かれているのが特徴です。
広島市で介護サービスを受けたい方は、電子版でも良いので一度読んでみるのもおすすめです。