高齢化によって介護需要が年々増加傾向にある日本では、各自治体で高齢者を支援する制度が実施されています。大分県でも高齢社会を支えるために複数の福祉政策を推進しており、近年は福祉用具購入費支給申請を受けることができます。本記事では、福祉用具に関する大分県の政策について、簡潔にご紹介させていただきます。
福祉用具とは?
福祉用具とは、主に要介護者の日常生活をサポートする用具を指します。機能訓練のために使われることが多く、車椅子や手すり、歩行器などが代表的な福祉用具です。厚生労働省によって保険給付の対象に定められているため、特定福祉用具(入浴用品やポータブルトイレ)を指定の事業者から購入した場合は購入費の支給制度を利用することもできます。
大分県で実施されている福祉用具購入費支給申請について
大分県では要介護・要支援の認定を受けている人物に限り福祉用具購入費支給申請を受けることができます。日常生活を送るのに支障のある高齢者が福祉用具を市や都道府県が指定する販売事業者から購入した場合、購入費の7割、8割または9割分を支給(償還払い)する制度で、費用は無料です。申請後は購入費の一部が支給されるまで2カ月程度かかるため、支給制度を利用する方は市役所の受付窓口へ早めに連絡する必要があります。詳細は大分市の公式ホームページ(『福祉用具購入費支給申請』)に記載されているため、事前にお読みいただくことを推奨いたします。
まとめ
身体が不自由な方にとって、福祉用具は日常生活を過ごす上で欠かせない存在です。要介護・要支援の認定を受けている人物だけでなく、その人物を介助する方の負担を軽減できるメリットもあるため、大分県にお住まいの方はぜひ福祉用具購入費支給申請を受けてみてはいかがでしょうか。直接市役所に赴く以外にも電話やファックス、での相談を受け付けています。お問い合わせフォームもあるため、ご利用の際は記載事項を必ずご確認ください。