自立支援は美味しいステーキを食べるのが目標

自立とは?

障害があろうがなかろうが、最終的には他の助けも借りずに1人で生活できるのがベストと言えるでしょう。しかし、本当の「他の助け」を借りなくても生活はできるものでしょうか。かなり難しい事です。
例えば食事1つとっても、食べ物を得るには店の方の協力が必要です。電気やガスは、インフラを整えている方々の協力が絶対条件。槍を持って獲物を狩り、木をこすって火を出して調理するのが、本当の意味での「自立」になるでしょう。藤沢は言うに及ばず、日本や世界で実施するのは不可能に近い事です。

槍を持って獲物を狩る!

百歩譲って、槍を持って獲物を狩る生活を送っているとしましょう。心身ともに病気も障害もない人であれば、何とか頑張ればできなくはありません。所々に罠を張り獲物を追い詰めれば、獲りたてほやほやのステーキにありつけるでしょう。
しかし病気や障害を持っているとなると、簡単にはいかないもの。槍を持って獲物を追いかけるのは、かなり難しい行動。罠を仕掛けるにしても、余程効率よく働かなければ厳しいかもしれません。誰かのバックアップが必要です。槍だって健康的な人とは全く違う、特注も必要になるでしょう。バックアップこそが「自立支援」になります。藤沢市でも自立支援が行われています。

自立支援の種類

自立支援には、色んな種類があります。日本における自立支援とは、最終的に日常生活が送れるようにサポートをするもの。病気だからとベッドに寝たきりにさせるのではなく、出来る範囲内で体を動かして健康を促します。
またトイレや入浴もサポートすることにより、健康的な人と同じような環境に、身を置くこともできるでしょう。

自立支援の最終目標

勘違いして頂きたくないのは、介護をする側が何もかもの生活をサポートする訳ではないことです。もし何もかも全ての生活をサポートするとなると、自立支援ではなくなります。介護を受ける側は自分で動こうともせず、考える力や選択肢もなくなるでしょう。
自立支援が目指しているのは、あくまでも「生活の自立」。最終的に槍を持って獲物を追い詰めて、新鮮なステーキを召し上がることが目標です。