中国地方中央に位置する広島県は江戸時代、日本有数の鉄生産地でした。
先人の試行錯誤によって、古来より受け継がれていきた砂鉄製錬技術は、たたら製鉄と呼ばれています。
そのため戦時下では、軍需施設の主要拠点にもなっていました。
現代でも技術者や職人による技術は受け継がれており、日本を支えています。
そのような広島県では、金属加工の仕事が多くあります。
ここではその仕事内容や、県からの支援を紹介していきます。
金属加工の仕事内容は?
金属加工の仕事内容は大きく分けて切断、溶接、研削、プレスがあります。
切断と溶接はその名の通り、金属を切ったり溶かして接合すること。
研削は金属を磨いて滑らかにし、プレスでは金属を曲げたり成形したりしています。
金属加工は意外と私たちの生活と身近なものなのですよ。
家具や家電、自動車などに技術が使用されており、多くの人々の生活を豊かにしています。
広島で安定した技術職!金属加工のキャリアとは
広島県はものづくりのまちと言われており、金属加工の技術は重宝されます。
関連した企業数が豊富にあるので、幅広い選択肢から仕事を選ぶことが出来ます。
機械産業が盛んなため、製品のパーツや部品を作ることが多いでしょう。
収入は大体20万前後から30万円と、高いわけではありません。
しかし寮付の求人が多いので、生活に困ることなく、安定したキャリアを築くことが可能です。
手に職つけるなら!広島県の無料教室を活用
ポリテクセンター広島では、職業能力を開発する取り組みとして「金属加工科」を設置しています。
企業実習付きコースの訓練期間は7ヶ月で、教科書分2万円以外は無料のお得な制度です。
経験不問で、必要資格もないので誰でも参加しやすいものとなっています。
1ヶ月ごとに訓練目標が明確に定められ、様々な加工技術を実践。
訓練により、金属加工業務において幅広い就職が可能となります。