長野市でも多くの場所で産業廃棄物収集運搬が行われています。
多くの人が生活し、長野県内でも最大の都市である長野市は、産業廃棄物も多くでるからです。
産業廃棄物収集運搬とはどんな仕事なのでしょうか。
そもそも産業廃棄物収集運搬とは?
長野市でも産業廃棄物収集運搬が行われていますが、これは産業廃棄物を収集・運搬することです。
ただし、誰もができるわけではなく特別な資格がないとできません。
そもそも産業廃棄物とは、事業活動で排出された廃棄物で燃え殻や廃油をはじめ、多くのくずを指します。
その種類は法律で20種類に分類され、それぞれ異なった運搬が求められるのです。
また産業廃棄物の中でも特に、毒性があったり感染性があったり、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があるものは「特別管理産業廃棄物」と呼ばれます。
これらの産業廃棄物は運搬するだけでも高度な知識と技術を求められることも少なくありません。
このような事情から、無許可で産業廃棄物収集運搬はできないのです。
長野市で産業廃棄物収集運搬を始められる?
長野市でも産業廃棄物収集運搬の事業を始めることは可能です。
長野県知事の許可である「産業廃棄物収集運搬業許可」を持つことで産業廃棄物収集運搬業者として業務に当たれます。
ただし、許可を受けるにはいくつかの条件をクリアしなければいけません。
まず、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターの講習を受講して産業廃棄物の知識を学びます。
長野市では行っていないので、東京など都市部へ行くことが必要です。
次に経理的基礎です。
これは簡単に言えば、事業を継続できることが挙げられますが、ある意味最も難しい条件の可能性があります。
3つ目は、暴力団員や破産者で復権を得ない者など、欠格条項に該当していないかどうかです。
4つ目は施設や車両、産業廃棄物が飛散する危険性がない運搬車を持ち、専用の運搬施設や運搬容器を用意していることが求められます。
これらの条件をクリアして申請することで許可が得られ、産業廃棄物収集運搬ができるようになります。